NPO法人あいあいねっと代表

原田佳子

代表者メッセージ

今から、20年も前のことです。
管理栄養士として勤務していた二宮内科の外来で慢性腎不全の患者さんの栄養指導にあたりました。食事の用意が困難な方でしたので、広島市の配食サービスを紹介しました。
その時、その患者さんにこう言われました。
「高くつきますのう。わしの命にそれだけの金をかける価値がありますかいのう!」
私は、管理栄養士としていくら研鑽を積んでも、経済的なことを前にすると、まったく役に立たないことに気づかされました。経済格差が健康格差に結び付くことを仕事を通して実感した瞬間でした。
すでに、高齢化や高齢者の貧困問題がクローズアップされていましたので、放っておいてはいけない、どうにかしなくては、この地域に『「食べる」を保障する仕組み』を作りたい、高齢者の低栄養を防ぎたい、と、注目したのがフードバンクでした。
企業や農家、個人からもったいない食べ物を無償で寄贈してもらい、それを必要とする団体や個人に無償で提供する活動のことです。
地域の方々の協力を得て、2007年に活動をスタートすることができました。

 

あいあいねっとの歩み

●平成20年03月 特定非営利活動法人あいあいねっと設立(理事長:原田佳子)
●平成20年05月 フードバンク活動を開始 平成21年10月 余剰食品を活用したコミュニティ・レストラン「まめnanレストラン」オープン
●平成23年02月 あしたのまち・くらしづくり活動賞(公益財団法人あしたの日本を創る協会)を受賞
●平成23年11月 フードバンクシンポジウムを開催
●平成24年05月 要支援生活者を対象にした配食サービス「あいあい弁当」事業を開始
●平成24年06月 「もったいない食品」を考える食育人形劇を展開 平成25年01月 ひろしまNPO大賞を受賞 平成25年06月 紙芝居「もったいないをなくそう」を作成し、食品ロス削減の啓発活動を開始 平成28年12月 広島市より、ごみ減量優良事業者として表彰される
●平成29年10月 「未来にツケを残さない~フードバンクの新しい挑戦~(高文研)」を出版
●平成30年01月 特定非営利活動法人あいあいねっと解散 平成30年02月 社会福祉法人正仁会の傘下に入り活動を継続

あいあいねっとの事務所(社会福祉法人正仁会・グループホームなごみの郷可部)は、広島城下と出雲を結ぶ出雲石見街道(通称:雲石街道)沿いにあります。
この街道沿いには今も数多くの古民家が軒を連ねており、地域住民による街道景観の保全とまちづくりの活動が盛んな地区です。
わたしたちは、歴史あるこの地区に事務所を構え、フードバンク事業だけでなく、”みんなの居場所”としての機能を充実させ、賑わいの創出に努めています。また、地域イベントへの参画など、「食」の視点から地域の活性化にも取り組んでいます。

 

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